皆さん、こんにちは。
埼玉県白岡市を拠点に、東京都、千葉県で足場工事などを手掛けている株式会社トラストです。
足場工事の職人について、もっと詳しく知りたい、どのような仕事なのかが気になるという方もいるでしょう。将来性がある仕事ならやってみたいと考えているなら、今がチャンスです。
本記事では、足場職人の労働状況や将来性について詳しく解説します。現状をよく理解して、ぜひ株式会社トラストで足場職人として活躍してみてください。
■足場職人の現状
足場職人とは、いわゆる専門職です。誰でもできる仕事ではなく、専門の技術や資格が必要となります。
建設業には必要な仕事であり、足場がないと仕事をすることもできないほどです。足場職人としての資格を取得するためには勉強だけではなく、現場での経験も重要となってきます。
しかし、需要は増しているにもかかわらず足場職人になる若者は減少傾向にあり、現場の高齢化が進んでいるのが現状です。
・足場職人の人口
足場職人の人口は、減少しつつあります。少子高齢化が進む中で、若い世代が減少するのは仕方のないこととはいえ、人手不足は深刻な問題となっています。建設業界全体でも若者離れが深刻で、29歳以下は全体のわずか1割程度です。
一方で高齢者の割合は建設業界全体の約3割にも上り、高齢化が著しいことがわかるでしょう。高齢の職人は長く足場の設置に携わってきたベテランです。しかし、いつまでも現場での仕事ができるわけではありません。
ベテランの足場職人は多くの技術や知識を持っていますが、継承するための若い世代が不足しているために、大切な技術や知識が引き継がれないまま消えていくリスクもあります。
そのようなことにならないためにも、ベテランの職人が在籍している間に、若い世代の足場職人育成が求められています。
・足場職人の労働状況
足場職人は足場鳶とも言われ、現場で足場を設置する重要な仕事を任されています。また、足場を設置するだけでなく、設置場所の状態や作業性についても事前に調査を行い、さらに解体時の作業効率なども考慮して設置しなければなりません。
現場によって状況は変化するため、その場において最も的確な判断のもとに、安全に足場を組み上げることが重要です。建設業界においては必要不可欠な仕事であり、経験と特殊な資格が必要となります。
■建設業の変化
これまで、建設業界では働き方改革関連法を施行した後も、時間外労働時間の上限に関する規制がなかったため、残業が当たり前のような風潮がありました。法定労働時間を超過したとしても、罰則がなかったからです。
しかし、建設業の2024年問題とされる新たな働き方改革関連法が2024年4月に施工されると、時間外労働時間に上限が設けられます。
特に法定時間を超過しても罰則のなかったこれまでとは違い、違反すれば罰則が科せられます。原則として時間外労働は月45時間以内であり、特別条項が適用される場合には、年720時間の範囲内で条件を満たした場合に認められます。
それ以外で時間外労働の上限時間を超過してしまうと、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金といった罰則が科せられるため、注意しなければなりません。そのため、建設業界は変化する必要に迫られています。
・新3K
かつてはマイナスのイメージが強かった3Kという言葉ですが、現在の建築業界では新3Kを目指しています。新3Kとは「休暇」「給与」「希望」のことです。
人手不足でなおかつ若者不足を解消するために、建築業界はその在り方を変化させる時が来ているからです。特に労働時間や給与に関しては、2024年から働き方改革関連法のため、違反すれば罰則が科せられるようになりました。
そのこともあり、建築業界では新3Kを目指している企業が多くあります。ここでは新3Kとはどういったものなのかを、具体的に見ていきましょう。
休暇
建設業界では、工事の進捗によっては休日出勤を多くしなければならない場合もありました。また、工期によっては残業も常態化しています。工事の進捗を遅らせることができず、従業員が無理をして出勤している場合もあるでしょう。
しかし、2024年からは時間外労働時間に上限が設けられるため、週休2日が取れるように工事日程を調整する必要が出てきました。当然、休日の確保だけでなく、長時間労働もできなくなります。
そこで、準備や後片付けの期間や休日を考慮した余裕を持った工期で行えるように環境整備がされてきているため、待遇について期待が持てるでしょう。今後は、不当な短い工期で仕事を発注することも受けることも難しくなります。
国土交通省が策定した「建設業働き方改革加速化プログラム」では、建設業に向けての働き方改革の具体的な実施方法などが記載されています。
給与
給与に関しても、建築キャリアアップシステムへの加入を促すことによって、経験や技術にふさわしい待遇を受けられるようにしています。そのため、資格を取得したり特殊な技能を持っていると、好待遇が期待できます。
特に足場職人が持つ技術は専門的なもので、資格も特殊なものです。そのため、経験豊富で実力のある職人ほど、建設業界ではより重要視され、給与面での期待も持てるようになるでしょう。
希望
建設業界は、これまでの3Kのイメージから脱却し、新たなスタートを切ろうとしています。
「時間外労働の上限規制」の猶予期間が終了する2024年に向けて、環境整備や労働についての見直しを行い、より働きやすい環境を目指していると言ってもいいでしょう。また、建築プロセスに「ICT施工」を取り入れる試みなどもなされています。
「ICT施工」の導入によって情報通信技術をあらゆる場面に活用し、建設用の機器の自動操縦を可能にしたり操作補助ができたりといったことから、調査や測量、設計などあらゆる部分での生産性の向上が可能となります。
いわゆるi-Constructionの推進と呼ばれるもので、取り入れることによって多くの作業工程の負担を減らすことができます。省人化による業務の効率化を図る一方で、科学技術の及ばない足場職人などの技術職が優遇されることでしょう。
■足場職人の将来性
足場職人には、将来性があります。なぜなら、足場職人は専門職であり、建設の仕事がある限り常に存在する職業だからです。
その起源は平安時代までさかのぼるほどで、人が家に住む限り、いつの時代でも足場職人の仕事がなくなるということはありません。
また、さまざまな建築機械が開発されつつある現代においても、足場職人の仕事を代わりに行う機械はありません。
だからこそ、「建築用の機器が出てきたら足場職人の需要はなくなるのでは?」などといった心配も不要です。
現代建築において足場が必要なのは新築だけではありません。例えばリフォームや外壁塗装、屋根の修理・防水工事、建物の修繕においても足場が必要とされます。
そのため、足場の需要が途絶えることはないといえるでしょう。建設業界は、国の事業としても国家予算の多くが投入されている業界でもあるため、今後需要は増えても、なくなることはありません。
そのため、足場職人という業種は、途絶えることなく仕事が入ってくる、将来性だけでなく成長性もある業種です。
■将来的にも活躍していくために
足場職人は、人手不足ではあるものの将来性と安定性のある職種であり、資格があって技術さえ身に付けることができるなら、理想的な職場であるといえます。
しかし、足場職人になる、と決めたとしてもそのままでは高給は見込めません。足場職人として今後ますます活躍するためには、より経験値を積む、技術や知識を身に付ける、資格を取得するなどが必要になります。
特に資格があるということは重要であり、それだけの技術や知識を身に付けているという証明になります。
足場職人に重要な資格には、「足場の組立て等作業主任者」「建築物等の鉄骨組立て等作業主任者」「とび技能士」「足場の組立て等作業従事者特別教育」「フルハーネス型安全帯使用作業特別教育」「足場の組立等作業主任者能力向上教育」「設工事施工安全監理者/仮設工事設計安全監理者」など様々なものがあります。
会社によって必要とされる資格は違ってきます。これらの資格があれば、足場職人として十分な知識や技能があると認められるでしょう。
取得の条件は資格によって違ってきますが、実務経験が必要なものやほかの資格が必要なもの、講習を受けなければならないものなどがあります。
そのため、一人前の足場職人になるためには、まずは受験資格が不問のとび技能士を取得するなどして、建築現場で経験を積むのが良いでしょう。しっかり実務経験を積んで、受験資格を満たしたものから順に取得していくことをおすすめします。
■まとめ
足場職人になる若者は減少傾向にあることから、ベテランが高齢になっていくことによってその技術が失われつつあります。ベテランの足場職人になるためには、多くの経験が必要です。また、確かな技術を身に付けるためには、先達の教えも必要になるでしょう。
足場職人は専門職であり、特殊な資格が必要な仕事でもあります。良くないイメージが先行して敬遠されがちな建築業界ではありますが、2024年問題を前に働き方改革が業界全体で行われています。
新築だけでなく雨漏りなどの修繕や外壁塗装、リフォームの際にも必要となる足場は、人が建築物を求める限り、仕事がなくなることはありません。
社会に必要とされる職業でもあり、仕事を通して自身の成長も見込めるでしょう。
株式会社トラストでは、スタッフの意欲や向上心を全力でバックアップすることができるように、資格支援制度を設けています。
会社の制度をうまく活用して、足場職人に必要な資格をどんどん取得していきましょう。また、現場に行く際は必ずベテラン作業員がついて2~3人で班になるため、初心者や未経験者でも安心して仕事ができるようになっています。
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