足場工事で誰にも負けないスキルを身につける! 仕事内容と魅力、取得しておきたい資格を紹介

皆さん、こんにちは。埼玉県白岡市を拠点に、東京都、千葉県で足場工事などを手掛けている株式会社トラストです。


何かと世の中が不安定な昨今、将来にわたって安定して働くために、手に職をつけたいと考えている方も大勢いらっしゃるかと思います。そのような方におすすめの仕事が「足場工」です。足場工は建設業界に必要不可欠な仕事であり、常に需要があるため安定して働くことができます。


とはいえ、「具体的な仕事内容がわからないので不安」「資格がないと就職できないのでは?」という不安や疑問を抱える方もいるでしょう。そこで今回は、足場工事の仕事内容や魅力、入社後に取得を目指すべき資格について解説します。




■足場工ってどんな仕事?



足場工とは、建設現場において足場の組み立てや解体(足場工事)を行う職人です。足場は建設現場で高所作業をするための設備であり、ほとんどの建設現場において必要になります。一方、工事が終わった後は撤去しなければなりません。そのため足場工は、最初から最後まで工事現場に関わり続けるのが大きな特徴です。


他業種の職人が安全かつ効率よく作業できるよう、足場は頑丈で安定性が高く、移動しやすいものを組む必要があります。それに加え、まず足場を組まないと他の業者が作業を始められないことから、スピードや効率も要求される仕事です。仕事場によっては、複数の職人で作業を分担することがあります。


なお、足場工事は高所作業のイメージがありますが、初心者がいきなり高所作業を行うわけではありません。最初は低層の作業からスタートし、慣れてきたら高所作業へと移ります。先輩の指導を受けながら、少しずつ仕事を覚えていきましょう。




■足場工事に資格は必要なの?



足場工を目指している方がまず気にされる点といえば、「資格を持っていないと就職できないのではないか?」という点でしょう。結論からいうと、特に資格を持っていなくても足場工事業者に就職することは可能です。学歴も基本的に問われないため、意欲さえあれば誰でも挑戦できるのがこの業界の魅力といえるでしょう。


ただ、足場工の仕事は高所作業であり、特定の資格を持っていなければできない作業もたくさんあります。何よりも安全を重視しなければならない仕事なので、安全面に関する教育や現場の責任者向けの資格など、資格の種類自体が多いのがこの業界の特徴です。


つまり、仕事の幅を広げてキャリアアップするためには、入社後の資格の取得が必須といえます。取得に実務経験が必要な資格もあるため、しっかりとプランを立てて効率よく取得するのが望ましいでしょう。そこで次の項目では、必ず取得すべき資格から持っておくと役立つ資格まで、足場工のキャリア形成に役立つ資格をご紹介します。




■足場工が取得しておきたい資格



足場工向けの資格は、持っていないと仕事ができない必須資格から、なるべく取得すべき資格、そして将来的に取得を目指したい資格までいろいろあります。初心者向けの資格から順番に見ていきましょう。



・足場の組立て等作業従事者特別教育


足場の組立や解体を安全に行うための知識に関する資格です。足場工事に従事する際に必須となる資格で、入社後はまずこの資格を取得します。実技試験はなく、規定のカリキュラムを数時間受講すれば取得できます。


新卒入社の社員や未経験者が入社すると『足場の組み立て等特別教育』と『フルハーネス型安全帯特別教育』の2つを現場配属前に受講してもらいます。

この2つの資格は鳶職人(見習い)として現場で働く上では必須の資格なので、必ず受講させます。特別教育は学科や実技の試験がないため、それぞれ規定されたカリキュラムを規定時間受講すれば取得することができる資格です。



・フルハーネス型墜落制止用器具取扱特別教育


いわゆる命綱である、フルハーネス型墜落制止用器具(安全帯)の使い方に関する資格です。高さ2m以上かつ作業床を設けるのが困難な場所で、墜落制止用器具のうちフルハーネス型のものを使用する場合に必要となります。


フルハーネス型は、墜落制止時に体の各所に衝撃を分散させられるのが特徴です。現在の主流となっているため、実質的に必須の資格といえます。こちらも講習を数時間受ければ取得可能です。



・玉掛け技能講習


クレーンなどに荷物を掛け外しするために必要な国家資格です。足場工事ではクレーンなどを使って荷物を吊り上げることが多く、ほぼ必須の資格なので、入社後なるべく早い段階での取得を目指します。


講習期間は3日間で、学科および実技の試験に合格すると取得可能です。なお、この玉掛けと後述する足場の組立て等作業主任者・建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者は、鳶職人の「三種の神器」と呼ばれています。



・足場の組立て等作業主任者技能講習


足場工事の「作業主任者」になるために必要な国家資格です。作業主任者は現場のリーダーであり、主に労働災害の防止を目的として、チームへの指示出しや監視を行います。吊り足場や張出し足場、または高さ5m以上の足場の組立・解体作業を行う場合は、現場に有資格者を1名以上配置する義務があります。取得するためには、最大で3年以上の実務経験が必要です(学歴などによる)。



・建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者技能講習


こちらは鉄骨の組立や解体作業のリーダーになるために必要な国家資格です。高さ5m以上の鉄骨建築物の組立・解体作業を行う際には、有資格者を1人以上配置する義務があります。必要な実務経験も、同じく最大3年以上です。トラストの場合は、玉掛けと足場の組立て等作業主任者技能講習に続いて取得するといいでしょう。



・型枠支保工の組立て等作業主任者


型枠支保工(かたわくしほこう)とは、スラブや桁(けた)のコンクリートの打設に使う型枠を支持する足場のことです。この資格は上記2つと同じく、現場のリーダーである作業主任者を務める人が持っている必要があります。取得に必要な実務経験は、やはり最大3年以上です。


足場工としてキャリアアップするためには、作業主任者の経験は欠かせません。現場のリーダーとしての経験を経て、さらに上を目指すこともできます。各種作業主任者系の資格は、受験の条件を満たした段階で早めに取得するといいでしょう。



・職長・安全衛生責任者教育


現場で作業員を指揮する職長や、現場の安全面の責任者である安全衛生責任者になるために必要な資格です。職長が安全衛生責任者を兼ねているケースは多く見られ、基本的にはセットで受講・取得します。特に取得の条件はなく、2日間の講習を受講すれば取得可能です。職長の代理が必要になることもあるため、ある程度経験を積んだ職人には早めに取得させています。



・とび技能士


仮設足場の組立・解体・掘削・土止め・地業など、鳶工事に関するさまざまな能力を認定する国家資格です。1級から3級まであり、それぞれ上級技能者・中級技能者・初級技能者向けの資格に位置づけられています。


3級は受験に実務経験が必要なく、誰でも受験可能です。2級は未経験者だと2年間、1級は7年間の実務経験を必要としますが、下位の資格を取得していると短くなります。あくまでも順調に成長できた場合ですが、最短だと2年~3年程度で1級を取得することができます。


1級とび技能士を取得できれば、一人前の足場工です。また、とび技能士の有資格者が所属していると、公共事業を受注する際の企業評価で加点されるため、会社から大変重宝されます。1級の合格率は30%程度と難易度は高めですが、キャリアアップする上で大いに役立つため、積極的に挑戦するといいでしょう。




■仕事の安定性だけじゃない! 足場工事の魅力



足場工の大きな魅力は、手に職をつけられるので安定して働きやすいことです。建設工事の需要は常にあるため、経験を積み資格を取得して一流の職人になれば、仕事の獲得に困ることはないでしょう。


しかし、足場工の魅力はそれだけではありません。他にも「この仕事をやっていてよかった!」と思えるシーンはたくさんあります。足場工事の主な魅力を見ていきましょう。



・完成した足場や建造物を見た時の感動


足場工が最もやりがいを感じるのは、完成した足場や建造物を見た時です。足場や鉄骨を地道に組み上げていく作業は本当に大変で、決して簡単な仕事ではありません。だからこそ、足場や建物が完成した時の感動もひとしおなのです。建物を下から見上げた時は「自分がこれに携わったんだ」という大きな達成感を味わえるでしょう。


また、足場は工事が終わればすべて撤去され、鉄骨も建物の内部に隠れてしまいます。足場工・鳶職人の仕事は、目に見える形で残るわけではありません。しかし、足場がなければ建設工事は進みませんから、足場工は建設現場全体を支えている重要な存在といえます。「縁の下の力持ち」という言葉に魅力を感じる人にはピッタリの仕事です。



・高い場所で活動でき、景色も最高


鳶職人の活躍の場は高所が中心であり、時には地上数百mもの高さで仕事をすることもあります。そのような現場を命綱1本で動き回るのは大きな危険が伴う一方、高所を自由に飛び回ることに魅力を感じる職人も少なくありません。また、高い場所からの眺めは言うまでもなく最高です。こういった職場環境そのものも、足場工の楽しさといえるでしょう。



・人間性に磨きがかかる


足場工は一瞬たりとも気を抜かず、常に緊張感を持って仕事をしています。ほんのわずかなミスが大事故につながり、自分が命を落としかねないのはもちろん、仲間や通行人を巻き込むリスクがあるからです。毎日そのような環境で仕事をしている職人は、自然と人間性に磨きがかかり、風格を帯びるようになります。つまり、人として成長できるのです。



・体が鍛えられる


足場工は体のあらゆる筋肉を使う仕事です。はしごなどの上り下りでは足の、重いものを運ぶ際には腕の、荷揚げでは背中や胸の筋肉を使います。また、足場の上にいる時は全身のバランスを取るため、体幹の筋肉(インナーマッスル)を使い続けなければなりません。


ハードな仕事ではありますが、こういった作業を毎日続ければ、自然と全身の筋肉が鍛えられます。元からトレーニングが好きな方や、がっしりした肉体を手に入れたい方にとっては、とても魅力的な職業といえるでしょう。


もちろん、「そこまで肉体に自信がない」という方でも心配はいりません。見習いは比較的簡単な仕事から入るので、それをこなしているうちに自然と必要な筋肉がついてきます。不安な場合は、入社する前にトレーニングをして、ある程度体を鍛えておくといいでしょう。



このような点に魅力を感じる方であれば、足場工として大いに活躍できるでしょう。足場工は学歴や資格に関係なく就職でき、多くの現場で活躍できる仕事です。また、足場工事を通じて社会を支えているという充実感も得られます。興味のある方は、ぜひ足場工を目指してみてください。


トラストでは、現場作業員として働いてくれる方を募集しております。未経験者でも安心・安全に仕事ができる体制を整備しておりますので、自身のキャリアステージに合わせた働き方が可能です。


募集にあたって、学歴や経験、資格、性別などは一切問いません。足場工事に興味のある方でしたら、どなたでも大歓迎です。資格の取得にかかる費用は会社が全額負担し、従業員のキャリアアップを全力で支援しています。もちろん、経験者や資格保有者は優遇いたします。


さらに、福利厚生や各種手当も充実。日曜祝日は休みで残業はほとんどなく、ワークライフバランスの取れた働き方ができます。仕事ぶりはしっかり評価しますので、がんばり次第でどんどん昇給可能です。足場工としてスキルを磨き、社会を支える仕事をしてみませんか? 興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。


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