株式会社トラストでは、希望休も取りやすい風通しの良い現場をご用意し、足場職人の求人を実施中です!
詳しくは、下記ページをご覧ください。
足場工事は、高所作業用の足場を作る工事であり、建設現場を支える重要な仕事です。
建設業界を志して転職活動中の方々の中には、足場職人(=鳶職人)を視野に入れて求人を探している方も、いらっしゃるかもしれませんね。
しかしながら、足場工事自体が高所作業であることから「やっぱり危険なのでは?」「ちょっと怖い」と不安に感じる方もきっと中にはいらっしゃるでしょう。
ご安心ください!
「安全帯(墜落制止用器具)」を正しく着用すれば、高所でも安全に作業することが可能です。
求職活動中に、応募先企業様の危機管理がしっかりしているか否か、事前リサーチを行い、面接を受ける足場会社様を選ぶこともできるでしょう。
ここでは、足場工事における安全帯の役割や、高所作業の危機管理のポイントについて解説します。
■安全帯は、実際の足場施工現場ではどのように使われているのか?
安全帯は足場工事に限らず、高所作業を安全に行うために必要不可欠な装備です。
まずは、安全帯の基礎知識を知っておきましょう。
・安全帯とは?
いわゆる、「命綱」。
この安全帯を使うことで、万が一高所で足を踏み外すなどしても、転落・墜落するのを防ぐことができるのです。
常に転落・墜落事故のリスクがある高所作業においては、必須の装備といえるでしょう。
なお、2019年2月からは法改正により、法律上の正式名称が「安全帯」から「墜落制止用器具」に変更されました。
そのため、公的な文書や製品カタログなどでは、「墜落制止用器具」という名称が使われるようになっています。
しかし、現場では「安全帯」という従来の名称が定着しており、今なお「安全帯」と呼ばれるケースが少なくありません(呼びやすいという事情もある)。
「安全帯」と呼ぶこと自体は問題ないという見解が示されているため、この記事では現場の実情に合わせて「安全帯」という呼び方で統一します。
・2種類の安全帯! 「フルハーネス型」・「胴ベルト型」
現在使用が認められている安全帯には、
・フルハーネス型(一本つり)
・胴ベルト型(一本つり)
の2種類があります。
以前は胴ベルト型(U字つり)というタイプもありましたが、墜落を制止する機能がないことから、2019年2月の法改正により安全帯としては認められなくなりました。
法改正に伴う猶予期間も2022年1月1日で終了し、現在では法改正以前の基準で作られた安全帯は使用不能になっています。
2種類の安全帯の特徴や、法改正に至った事情を確認しておきましょう。
【フルハーネス型】
フルハーネス型安全帯は、肩・腿・胸などの複数のベルトで構成されている安全帯です。
荷重が体全体に分散されるため転落阻止時の衝撃が小さく、体が安全帯から抜け出してしまったり、胸部や腹部が強く圧迫されたりするリスクも低減できます。
また、ベルトとランヤードをつなぐ「D環」という金具が、体の重心(腰部付近)よりも頭部側に位置しており、逆さ吊りになるのを防ぐ機能もあります。
とても安全性の高い安全帯だといえるでしょう。
【胴ベルト型】
胴ベルト型安全帯は、1本のベルトを胴回りに巻きつけ、そこからランヤードを伸ばして足場に引っ掛けるタイプの安全帯です。
フルハーネス型に比べると簡易的で、転落を制止した時に大きな衝撃がかかる・体が「くの字型」になる・安全帯から体が抜けて落下する・ベルトがずれて腹部や胸部が強く圧迫される・逆さ吊りになるといった二次災害が生じる可能性があります。
こういったトラブルを原因とする死亡事故も、実際に発生しています。
これでは、せっかく転落を制止できても意味がありません。
安全帯は、ただ「落ちなければいい」わけではなく、宙吊りになった時の負担を最小限にしなければならないのです。
そのため、フルハーネス型安全帯への移行・使用義務化や、安全帯の仕様の見直しといった動きが強まり、法改正につながりました。
現在は、原則としてフルハーネス型安全帯を着用することになっており、胴ベルト型安全帯を使用できるシーンは限定されています(詳しくは後述)。
ちなみに、法改正以降の基準を満たしている安全帯は「墜落制止用器具」という刻印が入っているので、着用前にチェックしてみましょう。
・安全帯着用時の注意点 5選 ~誤った使い方は逆効果になることも!
安全帯を着用する際の注意点を5点、厳選してご紹介いたします。
この5点以外にも注意点はたくさんあるため、興味がある方はご自身で調べてみて、安心した上で鳶職人の求人への応募をご検討ください。
注意1:高さ6.75mを超える箇所ではフルハーネス型を使う
2m以上の作業床がない箇所または作業床の端、開口部等で囲い・手すり等の設置が困難な箇所で作業する際の安全帯は、フルハーネス型の使用が原則です。
ただし、高さが6.75m以下の場所で、フルハーネス型だと転落時に地面に到達するが恐れがある場合は、胴ベルト型(一本つり)を使用することができます。
一般的な建設作業の場合、5mを超える箇所ではフルハーネス型の使用が推奨されます。
注意2:安全衛生特別教育を受講する
フルハーネス型安全帯の着用が必要な作業をする場合は、「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」を受ける必要があります。
講習の内容は学科4.5時間、実技1.5時間です。
受講せずに該当する作業を行うと違法になるので、必ず受講しましょう。
注意3:最大重量に耐えられる器具を使う
安全帯は、着用者の体重と装備品の重量の合計に耐えられるものでなければなりません。
実際のところ、各種装備品や道具も含めると、総重量は想像以上に重くなります。
体重の大きい方は100kg用安全帯を着用するなど、適切な器具を使いましょう。
注意4:ショックアブソーバ(衝撃緩和装置)はフック位置によって使い分ける
安全帯には、転落を制止した際の衝撃を和らげる「ショックアブソーバ」がついており、状況に応じて第一種・第二種ショックアブソーバを使い分ける必要があります。
腰の高さ以上にフック等を掛けられる場合は、第一種ショックアブソーバを使うのが基本です。
一方、足下にフック等を掛ける必要がある場合は、必ずフルハーネス型を着用した上で、第二種ショックアブソーバを使用します(両方の作業が混在している場合もこちら)。
注意5:ベルトの装着位置を守る
安全帯のベルトは必ず正しい位置に装着しましょう。
たとえば、胴部ベルトは腰骨の位置で締めるのが原則です。
腰骨より高いと、転落を制止した時に内臓を圧迫し、低いと体が抜け落ちてしまいます。
■安全帯を上手に活用し、無事故で足場鳶としてキャリアアップしましょう!
足場鳶という仕事は、学歴・資格・キャリアなどがまったくない状態からでも、努力次第でキャリアアップできるのが大きな魅力です。
まずは見習いとして経験を積み、資格取得支援制度なども活用して資格を積極的に取得すれば、一人前の職人となって安定した収入を得られます。
さらに、独立して一人親方になるか起業すれば、より高収入を目指せるでしょう。
そのためにも、安全帯をしっかり活用して無事故・無違反で働こう!という意識が必要です。
どれだけ施工スキルが高くても、安全を軽視するような人は絶対に一人前の職人にはなれません。
労災事故の防止は、建設現場において最も重要な目標であり、これを守ってこそ一流の職人になることができます。
それに加え、「建設キャリアアップシステム」でこれまでの経歴や資格を「見える化」すれば、能力を客観的に評価してもらうことができ、スムーズにキャリアアップできるでしょう。
どのような現場で、どのような施工を担当したのか。
一般的な専門資格を履歴書に記載しただけではわからない、皆様ご自身の“生のスキル”が、データ化され、転職活動において相手企業様に情報として提示されるシステム。
それが「建設キャリアアップシステム」です。
トラストでも安全対策に力を入れるとともに、職人一人ひとりの実績を正しく評価し、能力にふさわしい待遇で働いてもらうことができるよう、日々尽力いたします。
【まとめ】トラストでは高所作業で安全帯を適切に使い、より安全に作業できる環境を整え、足場鳶を求人中!
安全帯は、高所作業において必要不可欠な装備です。
危険を伴う足場工事の現場でも、安全帯を適切に使えば墜落・転落事故を防止し、安心して作業することができます。
他にも注意点はたくさんあるため、足場工事会社に就職したい時は、安全対策を徹底している会社を選ぶことが大切です。
皆さんも無事故・無違反で経験を積み、足場工事のプロへとキャリアアップしてみませんか?
トラストでは、事務所がある埼玉県白岡市近隣エリアの方々を対象に、現場作業員として働いてくれる方を求人しております。
足場特別教育の受講をはじめ、未経験者でも安心・安全に仕事ができる体制を整備しておりますので、自身のキャリアステージに合わせた働き方が可能です。
求人にあたって、学歴・経験・資格・性別などは一切問いません。
足場工事に興味のある方でしたら、どなたでも大歓迎です。
資格の取得にかかる費用は会社が全額負担し、従業員のキャリアアップを全力で支援しています。
もちろん、経験者や資格保有者は優遇いたします。
さらに、福利厚生や各種手当も充実!
日曜祝日は休みで残業はほとんどなく、ワークライフバランスの取れた働き方ができます。
仕事ぶりはしっかり評価しますので、がんばり次第でどんどん昇給可能です。
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皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしております。
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